「海城サミット2023 in  ChIba」は盛況のもと終了いたしました

令和5年1月1日から3月19日の間、実施させていただきました「海城サミット2023 in  ChIba」は、おかげさまをもちまして、盛況のうちに終了することができました。

 期間中、鉄道乗降客換算の参加件数は2000件を越え、実行委員会として、初期に目標とした参加件数をクリアーすることができました。地域活性化及び公共交通の活性化に関して、民間団体を中心とした取組みのみで、短期間にこれだけの成果を出せたことは、日本の地方創生、特に文化財をSDGs観光と絡めた活用策の成功事例として、この「海城サミット2023 in  ChIba」は、大きな意義を持つものと思料します。

 今後とも実行委員会構成団体(主幹事:柴城郭保存活用会、㈱塚原緑地研究所、㈱マグネット、Arai企画)は、千葉城郭保存活用会と協力し、千葉県における歴史とお城を活かしたまちづくりに協力し、その実現に貢献してまいりたいと考えております。

 引き続き皆様からの変わらぬご支援ご鞭撻を千葉城郭保存活用会を含めた各団体にいただけますようお願い申しあげます。

令和5年4月1日 「海城サミット2023 in  ChIba」実行委員会一同

海城サミット2023in Chibaについて

 千葉県の内房沿岸部は戦国時代には里見水軍と北条水軍の激しい攻防の舞台となったため、たくさんの城が築かれました。さらに幕末には、異国船対策のための海防陣屋などが多数築かれました。このように内房沿岸部は、海と密接に関係する城郭が数多く存在し、全国でもきわめてユニークな、まさに「海城のサミット」といえるとても魅力的で歴史深いエリアなのです。
 今回、千葉県のお城を活かしSDGsに基づく地域活性化に取り組む、「千葉城郭保存活用会」と複数の団体が事務局となり、地域に眠る歴史資源を活用し、様々な企画を開催いたします。乗降客の減少が地域課題であるJR内房線の活性化を目指すとともに、従来存在する地域資源である「海城」と「鉄道」を結びつけることで、新たな観光形態としてのSDGs観光を目指します。
 東日本旅客鉄道株式会社の協力の下、2023年1月1日から2023年3月19日の期間中、以下のような一連の企画を「海城サミット 2023 in Chiba」と名付けて行っていきます。是非皆様のご参加を心よりお待ちしております。

「海城サミット2023 in Chiba」実行事務局

① 海城サミットデジタルスタンプラリー(←さらに詳しい内容はこちらをクリックください)

 期間中、蔵波城、佐貫城、天神山城、造海城、金谷城、妙本寺砦、勝山城、飯野陣屋の8城を対象として、海城サミットデジタルスタンプラリーを開催します。
8城のスタンプを収集いただいた方にはノベルティをプレゼントし、さらに豪華賞品が当たるキャンペーンも実施します。
なお、これらの城は袖ケ浦市から鋸南町間の内房線駅13駅中8駅を利用して来城できます。

(注)2023年1月14日(土)より、期間中ノベリティー及びWチャンスプレゼント応募はがきの交換またはお渡しを行っております。

対象駅と対象城郭
蔵波城(沖合で里見、北条の海戦が行われた城)…長浦駅
佐貫城(里見義弘の居城)…佐貫町駅
天神山城(北条氏の房総攻略の基点としての海城)…上総湊駅
造海城(里見義堯出藍の誉れの海城)…竹岡駅
金谷城(房総海城の要)…浜金谷駅
妙本寺砦(里見義堯勝利の城)…保田駅
勝山城(里見氏の狼煙台の残る海城)…安房勝山駅
飯野陣屋(日本三大陣屋の一つ)…青堀駅

海城サミット2023 in Chiba」関係諸城と御城印 ©山城ガールむつみ

② 金谷城非公開遺構の限定公開(←さらに詳しい内容はこちらをクリックください)

金谷城址

 「海城サミット2023 in  Chiba」の実施にあわせ、今まで一切公開されていなかった金谷城の頂上主郭部分を限定公開します。金谷城主郭部分は遺構の残り具合も良好で、眺望もきわめて素晴らしく、まさに「THE・海城」を堪能できます。お城ファン必見の企画です。
この限定公開を別掲の日程及び条件で、千葉城郭保存活用会スタッフによる現地説明とあわせて行います。 金谷城は城館史学的にも、歴史地理学的にも「房総海城の要」というべき重要なお城ですが、主要遺構部が東京都情報サービス産業健康保険組合様の所有地となっており、通常非公開となっています。しかし、金谷城の御城印が去年発行となったことを受け、原則月に1度、四脚門等の遺構部分の限定公開を行っていました。今回はさらに今まで未公開だった主郭部分の公開を行います。

第1回目 2月12日(日)の金谷城限定公開は無事催行されました。第2回目 2月19日(日)は春一番の強風に見舞われました。

③ 山城ガールむつみのガタゴトバスツァー(←さらに詳しい内容はこちらをクリックください)

 山城ガールむつみが乗り合いバスの車掌に扮し、千葉県の山城をナビゲートします。ガタゴトバスに揺られながら、歴史ロマンの旅に出陣します。

2023年1月29日(日) 蔵波城・飯野陣屋・造海城など
2023年2月26日(日) 金谷城・妙本寺砦・勝山城など
※金谷城においては、通常非公開の主郭部分もご案内いたします。

④ 歴史トーク&コンサート「海と城と暦のコンサート」(←さらに詳しい内容はこちらをクリックください)

 地元の歴史を中心とした分かりやすい講座と、癒される音楽を組み合わせた「月と魚座舎」によるコンサートを開催します。
歴史トークの担当は、千葉城郭保存活用会代表の小室裕一。お相手は、シンガーソングライターのcoyomi。ギター弾き語りにより、海城に関する歴史トークに合わせた名曲を披露します。
さらに今回は特別に富津市観光大使・そでがうらアンバサダーのサックス奏者WaKaNaさんをゲストにお迎えするとともに、会場との景品付きのゲームも織り交ぜ進行してまいります。 なお、本公演は入場無料となっております。

2月12日の歴史トーク&コンサート「海と城と暦のコンサート」は多くの皆様にご参加いただき、誠にありがとうございました。

⑤ 滝川恒昭氏講演会&山城ガールむつみと学芸員の海城トークショー(←さらに詳しい内容はこちらをクリックください)

 今回の「海城サミット2023 in Chiba」にあわせ、江戸湾・海城の泰斗であり里見氏研究の第一人者である滝川恒昭氏(千葉経済大学非常勤講師)による「江戸湾の海城と戦国・里見水軍」の講演会及び「山城ガールむつみと学芸員の海城に関するトークショー」を開催いたします。なお、トークショーにおける山城ガールむつみのお相手は、袖ケ浦市郷土博物館顧問井口崇氏です。井口氏は、内房の発掘現場に詳しく、またかつては金谷城の四脚門遺構の発見にも携わったまさに海城を語るにふさわしい方です。なお、本講演会、トークショーは入場無料となっております。

2月19日の滝川恒昭氏講演会山城ガーールむつみと学芸員の海賊トークショーは、春一番の強風にも関わらず多くの皆様にご出席いただき、誠にありがとうございました。

⑥ 現地保存会による佐貫城及び城下町ツァー(←さらに詳しい内容はこちらをクリックください)

 富津市の佐貫城は里見義弘の居城として有名なだけではなく、北条氏による占領、古河公方の足利義氏の在城等の数々の歴史を経た城郭であり、その城下町の風情も中世の雰囲気を色濃く残しています。佐貫城の保存会である「佐貫まちづくりいしずえ研究会」のご案内で、佐貫城と城下町ウォーキングツアーを開催します。

3月11日の佐貫城及び城下町ツァーは、2月1日時点で定員20名に達しましたので、お申込みは〆切とさせていただきました。

海城サミットに関する報道記事、ホームページ、SNSでの紹介

●千葉日報 2023年3月20日(月)記事 (ツィッター、コラム)
●産経新聞 2023年2月27日(月)記事 (ホームページ) (紙面)
●毎日新聞 2023年2月16日(金)記事 (ホームページ) 
●日本経済新聞 2023年2月11日(土)記事 (ホームページ) (紙面)
●千葉日報 2023年2月11日(土)記事 (ホームページ) (紙面)
●産経新聞 2023年2月1日(水)記事 (ホームページ) (紙面)
●東京新聞 2023年1月31日(火)記事 (ホームページ) (紙面)
●朝日新聞 2023年1月20日(金)記事 (ホームページ) (紙面)
●毎日新聞 2023年1月6日(金)記事 (ホームページ) (紙面)
●東京新聞 2022年12月26日(月)記事 (ホームページ) (紙面)
●ホームページでの発信 城びとホームページ
●SNS等での発信 モノゴトの本質を考え、”道を極める”ためのブログ

主催:「海城サミット2023 in Chiba」実行事務局(※注)
※(注)
主幹事:千葉城郭保存活用会
実行事務局:千葉城郭保存活用会・㈱塚原緑地研究所・㈱マグネット・Arai企画
後援:(公社)千葉県観光物産協会・㈱ジェイアールバス関東・東京都情報サービス産業健康保険組合・㈱TJKリゾート・富津市観光協会・富津市教育委員会・鋸南町観光協会・鋸南町教育委員会・袖ケ浦市観光協会・袖ケ浦市教育委員会・観光考古学会
協力:東日本旅客鉄道株式会社千葉支社

お問い合わせ先:小室 090-3084-1258