千葉県印旛郡酒々井(しすい)町は「日本で一番古い町」を標榜する町です。これは明治22年の町村制施行後において、町のまま名称が変わらず、合併もせず、存続している町は、全国でも群馬県の長野原町と酒々井町だけであるというところからくるものです。
今般この酒々井町の町制施行135周年を記念するイベントとして、当団体の企画協力のもと、「歴史を活かしたまちづくりイベント」が1月25日㈯に酒々井町主催で開催されました。
当日は9:00より当団体副代表の山城ガールむつみによる国指定史跡でもある本佐倉城の歴史ウォーキングツアーが開催されるとともに、午後からはプリミエ―ル酒々井文化ホールの方で、13:30より、第1部として山城ガールむつみによる歴史講演「歴史の楽しみ方と酒々井町の魅力」が行われ、さらに15:20からは第2部として(公財)千葉県文化振興財団との合同開催案件としてピアニストの渡辺絢星氏、シンガーソングライターのぬまのうみ氏を迎え、当団体代表とのピアノ音楽等を交えた日本とヨーロッパの中世のお城の相異や双方の中世史の中のトピックスを取り上げてトークが渡辺氏と行われる「お城と歴史ピアノリサイタル」が150名を超える来場者を得て開催されました。
第1部の山城ガールむつみの講演会においては、酒々井町の中世史が詳しく且つわかりやすく解説されるとともに、第2部においては、テーマ1「欧州の中心ハンガリーの歴史とお城を紹介します」テーマ2「トルコ行進曲では行進ができないのに!?トルコはどうやって攻めてきたの?」テーマ3「ヨーロッパと日本のお城の違い、本佐倉城をモデルにお話しします」テーマ4「ラ カンパネラが解く、戦国時代のお城の鐘の謎」という4つのテーマでトークが行われました。どのテーマの内容も歴史とお城の面白さを聴衆にしっかり伝えることができ、来場者からは「とても面白かった。お城に行きたくなりました。」という嬉しい言葉を終演後いただくことができました。


